わきがの手術で入院した場合には病院で術前、術後にどんな処置をされる?

わきが手術に入院は必要?

わきが手術は入院を要するものと日帰りで可能なものとに分けられます。

この手術で摘出の対象となるアポクリン腺は大きい人だと中指ぐらいの長さで指2~3本分を束ねた程の厚みがあるため、皮下組織の摘出とはいえ切開する範囲は結構大きくなります。

このため術後の感染症を考慮した場合最低でも3日間程度の入院が必要となるのです。

一方で保険が効かない吸引法やレーザー法、超音波法では外来で行なうことも可能です。

ただし、手術の翌日から1~2日程度は自宅療養が必要となります。

わきが手術の術前にはどんな処置が行なわれるの?

手術前日はお昼以降は絶食を指示される場合が多くなります。

これは切開するのは腋の下なのですが、術中や術後の悪心などで嘔吐する可能性があるからです。

また水分制限もありますがこれは術中の出血を最小限にとどめるためです。

手術当日は手術着に着替えてオペ室で手術が行なわれます。

手術直前の処置としては局所麻酔が行なわれる程度です。

手術中は意識レベルを確認するために執刀医や補助役の医師が患者さんに話しかけながら手術が行なわれます。

話す内容はとりとめの無いことや手術の進捗状況などが多いようです。

切開を行なわないレーザー法や超音波法も基本的には上記と同じ処置が施されます。

ただ施行するのは専門のマシンが設置されている専用の手術室で行なわれる事になります。

わきが手術の術後にはどんな処置が行なわれるの?

切開法では感染症のチェックに最も重点が置かれます。

術創の消毒やドレーンの留置、検温、血液検査、尿検査は入院中毎日行なわれます。

ドレーン留置とは術創にチューブを入れて膿みを出すための処置です。

術後感染症を起こしていなければ3日程度で退院可能です。

ただし抜糸が済むまでは腕を激しく動かすような運動や入浴は避けてシャワーの時には傷口に直接水分がかからないようにしなければなりません。

日常生活の範囲で痛みを感じない程度に腕を動かす事は可能です。

わきがはどちらか片方だけがかかるという事は殆どありません。

利き手側を手術すると両手が使えないのと同じになることから特殊な場合や患者さんが希望する場合を除いて両側同時に行なわれるというのが一般的です。

手術当日は両手を使うのが困難なので基本的には絶食になりますが、翌日以降は多少腕が動かせるようになるので食事は可能です。

レーザー法や超音波法では帰宅後に体調が悪くならなければ翌日の診察を受けるまで特に日常生活の制限はありません。

ただし、入浴など腋の下が濡れるような行為は翌日の診察が済むまでは控えるように指示されます。

吸引法やイナバ式皮下組織削除法と呼ばれる小切開法の場合、傷口は絆創膏固定されます。

この手術法では腕を激しく動かさなければ日常生活を送ることは可能なので、飲み薬の抗生剤を処方されて自宅療養となります。

抜糸までには10日程かかりますがその間は入浴は避け、傷口が濡れないように保護しながらシャワーで身体の清潔を維持するようにします。




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