わきがの手術の成功確率はどのくらい?

わきが手術の成功確率はどれぐらい?

前の章でも説明した通り、わきがの手術にはいくつかの種類があります。

手術の難しさとしては最も難しいのは皮弁術であり、次いで一般的な切開術、その他の方法という順番になります。

切開をしないレーザー法や超音波法は術式的には「その他」に分類されますが、特殊な装置が必要な点と正確なオペレーションには慣れが必要なため、一概に簡単な方法とは言えないところでもあります。

また手術の成功をどのように評価するか?という考え方の違いによっても成功確率の解釈が変わってきます。

臨床的=お医者さん目線ではリスクはあっても100%に近い確率で完治する方法が成功確率の高い手術ですし、患者側としてはリスクの少なさと完治する確率のバランスで手術の成功確率を評価する事になると思います。

臨床的に100%に近い確率で完治が望めるわきが手術とは?

わきがはアポクリン腺の異常発達によって起こる症状ですから、原因となるアポクリン腺を確実に取り除ければわきがは完治すると考えられます。

したがって切開をして目視下でアポクリン腺を確実に取り除ける切開法が、臨床的に一番成功率の高い手術と言えます。

しかし、手術というのは切開する範囲が大きくなればなるほどリスクも高まり、予後も悪くなります。

したがって、患者側の解釈での成功率ということでは、一番不安感が高いのが切開法になります。

また、切開法では、麻酔は余程の事が無い限り局所麻酔で行なわれることになるので、麻酔による侵襲などは麻酔薬にアレルギーが無い方なら問題ないでしょう。

麻酔薬に対するアレルギーの有無は術前にパッチテストを行なうことでも判断可能ですし、過去に歯の治療や傷の縫合などで局所麻酔を行なってショック状態になった既往が無いことが問診時に確認されれば、手術を行なう事は可能と判断される事になります。

わきが手術は局所麻酔下で皮下組織を摘出するので、切開法の成功確率は最も困難な皮弁術を行なった場合でも、98%以上になります。

安全性重視で吸引法やレーザー法、超音波法を選択した場合の成功率は?

吸引法とは腋の下を小さく切開してそこからアポクリン腺を吸引機で吸い出すという手術になります。

一応切開はしますが、範囲が小さいので使う局所麻酔薬もごく少量になります。

またレーザー法や超音波法では切開自体を行なわないので切開法に比べれば安全性は高いと言えます。

ただし、これらの方法ではアポクリン腺を全て取り除けたのかどうかを目で確認することは出来ないので、一部が残り完治しない場合もあります。

それでも90%以上の成功率をマークしているというデータがありますので、安全性を重視したければこれらの手術法も十分選択肢に入ると思います。

わきが手術で保険の適用となるのは一般的には切開法(皮弁術も含む)のみです。

それ以外の方法は自由診療となるのが基本ですから、費用的には切開法以外の手術の方が自己負担は大きくなります。




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