ヘルニアで手術が必要となるのはどんな場合?

腰椎椎間板ヘルニアで手術が必要な場合とは?

腰椎椎間板ヘルニアの症状は発症から数日は筋疲労性腰痛(いわゆるぎっくり腰)のような痛みが続き、その後は左右どちらかの下肢に放散するような痛みが続きます。

この痛みは非常に激しいもので、数日から数週間の間持続する事が多く、痛みを覚えている間は歩行が困難となり日常生活にも支障を来してしまいます。

しかし、80%程度の腰椎椎間板ヘルニアは安静にしている事で自然治癒する事が多く、手術の適用となるのは残り20%の患者でガイドラインとしては発作の再発をくり返している場合やあまりに痛みが激しく日常生活に大きな支障をきたしている場合(痛みで数日眠る事すら出来ないような状態の時など)となります。

健康保険の適用となる手術方法には三種類ありますが、その内の一つは徒手整復という切開を伴わない方法で、急性期の腰椎椎間板ヘルニアに対して行なわれる固定術になります。

最も典型的な外科手術はLove法と呼ばれる方法ですが、最近では内視鏡下手術も行なわれるケースが増えてきています。

具体的な手術法については次章で詳しく説明していきます。

頸椎椎間板ヘルニアで手術が必要な場合とは?

頸椎椎間板ヘルニアの症状は大きく分けると二つに分類する事が出来ます。

一つ目の症状はまず後頭部から首に掛けて寝違えたかのような痛みや違和感が数日続き、それに続いて限局的な激しい痛みが肩や腕に現れるというものです。

この痛みは2~3週間でピークを迎えその後次第に緩和していきます。

二つ目の症状は両手に痺れが走り、箸を使ってものを掴むような細かい動作が出来なくなり、痺れは足先にも起こるというものです。

頸椎椎間板ヘルニアでは先ずは保存療法で経過観察を行ない、数週間経過しても症状が改善しなかったり、発作をくり返すような場合に手術の適用となります。

頸椎椎間板ヘルニアの手術は首の前方から切除を行なう前方摘出術が一般的です。

鼠径ヘルニアで手術が必要な場合とは?

初期の鼠径ヘルニアやヘルニアの程度が軽度のものは殆ど自覚症状らしいものは無く、腿の付け根に小さなイボ状のものが出ていてそれを押せば元に戻る事もあり、この段階で適切な治療を行なう事が出来れば手術は必要ありません。

(自然と治っている場合もあります)

ただし、座った時に下腹部に違和感を感じたり急な腹痛を覚えるようなケースでは最悪の場合命に関わる場合もあるので、検査の結果によって緊急手術が行なわれることもあります。

緊急時以外では腹部の画像診断と血液検査による炎症の有無を確認した上で手術の適用が慎重に検討されることになります。




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