ヘルニアの手術後に日常生活でどんなことに気を付けるべき?

椎間板ヘルニア手術後に日常生活でどんなことに気をつけるべき?

現在行なわれている椎間板ヘルニアの主流となっている手術は、まず、慎重に飛び出した椎間板組織を取り除き、そこに腰椎から採取した骨組織を移植して、椎体骨同士がぶつかり合わないように補強するという手術方法になります。

このため、完全に移植した骨組織が癒着するまでの間は僅かな衝撃でも折れてしまったり外れてしまったりするリスクを伴います。

また、術後は一時的な運動障害(主に歩行障害)が起こるためリハビリに3ヶ月程度の期間を要することになります。

脊椎は重要な神経や血管が通っているとても大切な器官です。

万が一上記のように予後が不良となってしまった場合には半身麻痺や四肢の痺れ、脳への深刻なダメージなどが起こりえるリスクがあるので、きちんとリハビリが終了して手術の経過を確認してから職場復帰をするようにしてください。

リハビリが終了しないうちから重たいものを持ち上げたり、激しい運動をするようなことは絶対にNGです。

現在注目を集めている再生医療が本格化すれば将来的には椎間板を再生させる細胞を再移植する事で発病前の状態に戻す事が可能になる期待が寄せられている分野ですが、現行では一度取り除いた椎間板は再生することは確認されていませんので、手術をした部分に負荷がかかるような姿勢や作業は控えるようにしなければなりません。

日常生活でついた悪い姿勢のクセは椎間板ヘルニアの発症リスクとしては非常に高いものなので、手術後は姿勢を矯正して、適度な運動週間を身につけ、脊髄にかかる負担を軽減させる事を心がけましょう。

鼠径ヘルニア手術後に日常生活でどんなことに気をつけるべき?

鼠径ヘルニアを起こしやすいのは赤ちゃんとお年寄りです。

特に赤ちゃんは術後安静にしているということを言って聞かせる事や自分の体調不良を訴える事が出来ないので、抜糸が済むまでは出来るだけ赤ちゃんの様子に注意を払うようにしてください。

熱を出したり、ぐったりして元気が無いと感じたらすぐにお医者さんに相談するようにすることが重要です。

赤ちゃんの場合成長に伴って鼠径ヘルニアを起こすことは少なくなってきます。

しかしお年寄りは逆に鼠径ヘルニアをくり返す事が多くなりがちなので、術後も注意が必要です。

(同一部位に再発する場合もありますし、別の場所で嵌頓を起こす場合もあります)

鼠径ヘルニアを起こす直接の原因は「腹圧」です。

くしゃみをしたり、咳をしたりした拍子に嵌頓が発生する場合もありますので、ご自身も周囲も日頃からよく注意をするようにしてください。

特にお年寄りは年齢が進むと姿勢が前屈みになり腹圧がかかり鼠径ヘルニアを起こしやすい状況になりがちです。

新しい部位での鼠径ヘルニアを予防するためにも日頃から姿勢には気をつけ、ウォーキングなど股関節を動かすトレーニングをするなどして下腹部周辺の筋肉を強化し、予防と改善に努める事が重要です。

鼠径ヘルニアの術後は下腹部に違和感を覚える事が多いのですが、手で触れて動かしたりするとせっかく固定したメッシュがずれてしまい再発するリスクが高まってしまいます。

抜糸が済むまでは手術した傷口周辺には出来るだけ触れないようにするということも重要です。




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