中絶の手術の成功確率はどのくらい?

中絶手術の成功率

日本では人工中絶手術は妊娠初期に行なわれるケースが95%以上にのぼります。

これは妊娠第12週を超えた胎児の場合死産届けの提出が義務づけられているからで、多くの中絶希望者が自身の妊娠の事実を周囲に隠したいために早期中絶を望んでいるからだと考えられています。

この時点で行なわれる掻爬術や吸引法はほぼ100%の成功率とされています。

妊娠中期以降は人工的に陣痛を誘発させるプロスタグランジンという薬を用いて分娩による中絶を行ないますがこれも90%以上の成功率になります。

妊娠初期に行なわれる薬による中絶法も成功率は92%を超えています。

中絶手術の実態を理解してください

成功率だけを考えると中絶で命を落としたり重大な健康被害が起こるというケースは殆ど有りません。

ただし、掻爬法や吸引法というのは胎児の頭や四肢を切断して掃除機のような器具で吸い出す方法になります。

薬による中絶も胎児の成長を止めてしまうやり方です。

中絶を決断する過程には妊婦さんを中心とした色々な悩みや葛藤が存在していることと思いますが、これから生まれてこようとする命をそこで断つ行為であるということもまた事実です。

レイプなどで妊娠してしまった場合など社会的に非常にデリケートな問題をはらんでいるのが中絶問題ですが、避妊をおろそかにした安易な性行為によって生まれた胎児が一方的に命を奪われてしまうというのも大きな悲劇であり、可能な限りそれを食い止めるための社会を形成することが重要な課題だと考えられています。

「リプロダクティブ・ライツ」は女性が自分自身の体の事を自分で決める事が出来る権利として、刑法第29条の「胎児と母体の保護」に異を唱える場合に使われる権利ですが、胎児にも生きる権利を認めているのが刑法第29条の理念です。

状況によって全ての事案に刑法第29条が適用されるというのも妥当ではないのかもしれませんが、少なくとも刑法第29条が適用されるような避妊を怠ったために起こった中絶というのは減らしていく必要性があります。

そのためにも正しい性教育や避妊の重要性をきちんと社会全体で実行していく事が重要だと思います。

中絶手術が100%近い成功率を達成したということは、技術がそれだけ進歩したからです。

しかし医療技術、特に外科手術の技術の進歩の背景にはそれだけ施行例が多いからだとも言えるのです。

母体に負担を極力かけない中絶手術の進歩の影には多くの胎児の命の犠牲があって成り立っているのだということを社会全体が忘れてはならないのではないでしょうか?

願わくば安心して子供を生み育てる事が出来る社会になることを願ってやみません。




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