中絶の手術後どのくらいで退院できるの?

中絶手術は日帰りも可能?

日本で行なわれる中絶手術の95%以上が妊娠初期、しかも第11週以前の早期に行なわれているというデータを鑑みた場合、手術の前処置(子宮頸管の拡張等)が必要ない上に、麻酔状態から覚めるのが早い麻酔薬を使う例も多いため、多くの場合で日帰り手術が可能です。

ただし、これは健康状態が良好な母体の場合であって、精神的なストレスやその他の身体状態が良好でない場合は入院による中絶手術が行なわれるケースもあります。

入院が必要な中絶手術を受けるに際して

一般的な入院中絶手術の場合は予後も含めて2日から1週間程度と言われていますが、様々な要因で更に入院期間が延びる可能性は残されています。

特にレイプなどの暴力的な行為を受けた後に発覚した妊娠の場合、子宮や女性器官以外の心身の障害に対するフォローが必要なため、場合によっては数ヶ月から1年以上の入院が必要となる場合もあります。

妊娠中期以降の中絶手術の場合は通常入院が前提の手術となり、この場合は10日から3週間ほどの入院期間が必要となるケースが多いようです。

入院期間に随分と幅があるように感じる人もいるかと思いますが、中絶は他の疾病と違い心身にかかるストレスが強い手術になりがちですから、予後に大きな個人差が生じる可能性が高いです。

その上、中期以降の中絶は全体の5%以下、妊娠後期の中絶手術に至っては年間に数例しか行なわれない稀なケースであり、この時期に中絶手術が必要な事例ということは、妊婦に身体的な障害が発生しているから行なわれる場合が多いので入院期間にも幅が出てしまいがちになります。

中絶手術の具体的な内容については電話等で問い合わせても教えてくれないのはナゼ?

実際に電話で中絶手術の入院期間について医療機関に相談しても教えてもらえないケースが殆どですが、これは法律上の問題と胎内の状態によるものですので、きちんと医療機関に赴いて医師と相談し、問診とインフォームドコンセントを受けてから手術を受けるかどうかを決めるようにしてください。

受診後全身状態を含めた現在の状況が判明すれば、何日間ぐらいの入院期間が必要かの目安が立ちやすくなります。

したがってここで紹介した入院期間もあくまで大まかなものであるということを忘れないで下さい。

また中絶手術を受けた後は身体的な予後に注意しなければならないのはもちろんですが、胎児の成長を人工的に止めるというショッキングな内容から精神的なダメージを受ける女性が多いという事も無視出来ない現実です。

更に暴力的な性行為によって妊娠した場合PTSD(強い精神的なダメージがトラウマとなり、フラッシュバックなどによってパニック障害などが伴う心の病)を併発しているケースもあるため、産婦人科を受診するだけでなく、ストレス障害が強い場合は心療内科や精神科などの専門医による治療を受ける必要性があるということも知っておきましょう。




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