中絶の手術後に日常生活でどんなことに気を付けるべき?

中絶手術は精神的なストレスが大きいということ

妊娠を告げた女性が相手の男性や家族から中絶を要求される。

テレビドラマや映画では良く見かけるシーンです。

しかし、現実には中絶手術を受けるというのは簡単な事ではありません。

法律上の問題や経済的な問題、倫理上の問題など様々な問題をクリアしていかなければならないからです。

このように周囲が言うほど安易に出来る物ではないのが中絶手術です。

産婦人科を受診してインフォームドコンセントを受けている段階で、中絶手術の内容について説明を受ける事もあるでしょう。

もしかしたらそこで手術内容の残酷な現実を知らされる事になるかもしれません。

中絶手術自体は技術の向上にともなって非常にリスクの少ない手術の一つになったことも事実ですが、やはり人工的に胎児の成長を止めてしまうというのは人間の心理的には大変ショッキングな出来事であることも間違いないのです。

中絶によってもたらされる精神的なストレスに対処するには

最近の臨床現場では、中絶手術の身体的な予後よりもこの精神的なストレス障害の方が重大な症状になりかねないという考え方も広がってきています。

術後の不正出血や痛み、感染症などもなく医学的には日常生活に支障の無い場合でも、ふとした時に中絶したことを思い出し、懺悔の気持ちなどが複雑に絡み合って深く傷つく事例も多いと言われています。

中絶による精神的なストレスからうつ状態になる事も珍しい事ではないと言われています。

また暴力的な行為で望まない妊娠と中絶を経験した女性はPTSDを発症するケースも懸念されますし、人知れず中絶をした人は周囲にその事を話すことも出来ず、次第に精神が蝕まれていくケースも想定されます。

こうした数々のストレスに対処するための精神的なケアが中絶後には不可欠と指摘する産婦人科のドクターもいます。

手術後に精神症状が多く起こることから、中絶手術を受けた後は精神的なストレスに対処することが重要とされています。

もし精神的なストレスが強い場合には心療内科や精神科による治療が必要となるケースもありますし、早めにカウンセリングを受ける事も重要でしょう。

とにかく、中絶手術を受けた事が重大な精神的ストレス障害にまで発展しないよう予防措置を講じる事が重要となるのです。

出来れば家族や信頼出来る知人などに相談出来る環境が整っているというのが望ましいのですが、それが難しい場合にはやはり専門家によるカウンセリングやサポート団体によるサポートを受けるのが望ましいと言えるでしょう。

身内には言えない事でもグループセッションなどで同じような体験をした人同士なら話しやすい場合もあります。

大切なのは決して一人で抱え込んでしまわないということです。

精神的なストレスは全体的な抵抗力を弱めてしまうため、ストレスが強いと感じたらまずは主治医に相談してみてください。




このページの先頭へ