子宮筋腫で手術が必要となるのはどんな場合?

子宮筋腫で手術が勧められるケースについて

子宮筋腫は少し前までは手術が唯一の根治療法でした。

しかし現在では治療法も研究が進み、出来るだけ子宮を温存するための部分的な手術や薬物による保存療法なども確立されつつあります。

しかし、腫瘍の状態が次のようなケースでは手術が第一選択しとなります。

では以下に子宮筋腫の手術の適用基準について列記していきましょう。

ただしこれは一般的な基準であり、最終的な判断は医師と患者さんの希望などを総合的に検討してから決められることになります。

子宮筋腫で手術が適用となるケース

  • 腫瘍によって子宮の大きさが大人の握りこぶしを超える大きさになっている時
  • 炎症や不正出血の程度が酷い時(重症例)
  • 出産を希望する場合(ただしこの場合子宮の全摘術は回避します)
  • 子宮の内宮に飛び出している腫瘍が存在している時(このような腫瘍は小さくても症状が強いため)

手術の適否はお医者さんとよく相談をして決めましょう

かつては子宮筋腫が出来てしまうと妊娠を希望する方にとっては大きな障害でした。

というのも、子宮筋腫が無症状の場合は経過観察がメインで、痛みや出血、発熱が起こると薬によって対症療法が行なわれていたのですが、そのような治療では、子宮の腫瘍が必ずしも完全に無くなるわけではなく、不妊リスクの一つとして残ったままとなることもあるからです。

だからといって、不妊リスクを完全に取り除くために子宮を手術をするとなると、昔は子宮を全摘するのが前提でしたから、術後の妊娠は諦めるしかなかったのです。

しかし、今では出来るだけ子宮を温存して腫瘍が出来ている部分だけを手術する「子宮筋腫核出手術」という方法が確立され、早期発見出来れば手術によって、治療後に妊娠することも可能となりました。

子宮筋腫の有病率は女性の30%程度にも登ります。

つまり、妊娠を希望する女性にとって、三人に一人の割合で発症する子宮筋腫は、それを妨げる大きな障害となっていたのですが、現在は、上記の手術法の確立によって、その状況も大きく様変わりしています。

とはいえ、症状が進行して重症化したりして腫瘍が大きく育ちすぎてしまった場合には、今でも子宮の全摘が行なわれる事になってしまいます。

子宮筋腫はなるべく早期に発見が出来ればできるほど、それだけ子宮を温存する手術のリスクも低くなりますから、定期検診は極力受けるようにするのが望ましいです。

また、子宮筋腫の手術の適否は上で列記したような条件だけで判断されるものではありません。

患者さんの希望も重要視されますし、年齢や既婚か未婚か、将来的に妊娠する意志はあるのかどうかなども総合的に判断されて、患者さんの同意を得ながら慎重に検討されます。

したがって、インフォームドコンセントがとても重要な医療行為となります。

その際に、不安な点は主治医に良く相談して納得した上で、手術の適否を決めるようにしてください。

子宮は女性ホルモンの影響を強く受ける臓器です。

そして、実際に子宮筋腫の発症メカニズムには女性ホルモンが大きく関与していることが分かっています。

女性ホルモンの分泌量はストレスによって乱れることが多いので、日頃の生活でストレスをため込まないようにしましょう。




このページの先頭へ