子宮筋腫の手術で入院した場合には病院で術前、術後にどんな処置をされる?

子宮筋腫手術までの流れ

子宮筋腫は下腹部の違和感や不正出血などで見つかることが多い疾患です。

初診時には問診を行ない子宮筋腫が強く疑われる場合には腹部エコー、MRIなどの画像診断をメインとして全身状態を把握するための血液検査と尿検査が行なわれます。

画像診断で腫瘍が確認出来た段階で、手術を行なうかどうかが検討され、インフォームドコンセントが行なわれます。

子宮筋腫の手術は術式によって術後に妊娠が可能かどうかが変わってくるので、将来的に子供を授かりたい人は医師とよく相談の上で手術方法を決めるようにしてください。

手術が決まったら更に術前検査が行なわれます。

上記の血液検査に加え、心電図、胸部レントゲン、呼吸器機能チェックなどを行なって必要があれば更に精密検査を行なう事になります。

手術は術式によって麻酔方法が異なってきます。

全身麻酔下で行なう開腹手術の場合は生活習慣病や貧血が見つかった場合には手術が困難となりますが、手術日当日までに少しでも体調が回復するように既往に関する治療も行なわれる事になります。

具体的には、例えば、貧血に対して増血剤を投与して貧血状態を改善するなどの治療が行なわれます。

手術日までの過ごし方

手術は初診を受けたその日に緊急で行なわれる訳ではありません。

通常は手術の予約を入れて、それまでの間は外来でフォローすることになります。

下腹部痛や不正出血が顕著な場合には投薬でのフォローが行なわれます。

また、術前検査については手術の直前になって再度行なわれる場合もあります。

更に、初診から手術まで日数が開いてしまう場合には再度画像診断が行なわれるケースもあります。

入院の場合は手術の数日前に入院する事になります。

必要な物は入院当日までにそろえておくようにしましょう。

非観血的手術の場合は日帰りでも可能です。

その場合は、手術日前日から自宅で絶食をして、夜からは水分も制限される事になります。

手術当日

入院の場合は朝手術着に着替えて麻酔室に入り、麻酔がかけられます。

麻酔の導入が確認されたらストレッチャーで手術室に運ばれますが、硬膜外麻酔や脊椎麻酔の場合は手術室や病室で行なわれる場合もあります。

外来手術の場合は来院後に手術着に着替えて手術室に行く事になります。

手術後、開腹手術の場合は術創が大きいので数日間は抗生剤が投与されます。

また尿はカテーテルを挿入した状態で畜尿(検査用の尿をためておくためのバック付き)され、少なくとも翌日までは歩行が出来ないでしょう。

麻酔から覚めてもしばらくの間は意識が定まらなかったり、記憶があやふやな状態が続く事もあります。

全身麻酔から完全に回復するには2~3日要する場合もあります。

硬膜外麻酔や脊椎麻酔の場合は術後病室に戻ります。

全身麻酔に比べると麻酔からの回復は数時間程度になります。

経膣的手術は出血傾向が強いケースが多いので、止血剤と抗生剤は数日間投与される事になります。

腹腔鏡下手術の場合は傷口が小さいので、抗生剤は飲み薬、止血剤は術後の様子を見ながら必要性があれば投与するという流れになります。

術後すぐはカテーテルで採尿するケースもありますが、医療機関によっては麻酔から回復したら徒歩でトイレに行くのが許可される場合もあります。

外来手術は一旦リカバリー室と呼ばれるところで休憩した後、普通に歩ければ帰宅という流れになります。




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