子宮筋腫の手術後に日常生活でどんなことに気を付けるべき?

子宮筋腫術後の生活について

子宮筋腫は受ける手術の違いによってその後の生活を大きく変えてしまう可能性があります。

というのも、子宮全摘手術を受けた場合は術後に妊娠が出来なくなり、また、子宮筋腫の非観血的手術(子宮動脈塞栓術、集束超音波手術)も将来的に妊娠が出来なくなる可能性があるからです。

また若くして子宮全摘手術を受けた場合はホルモンバランスの乱れからくる体調不良の可能性も指摘されていて、場合によっては手術を受けた後から更年期障害のような症状が出てくる可能性もあります。

また、手術以外にも薬剤による保存療法(偽閉経療法)でも、薬剤によって閉経後のような体質にしてしまうことからホルモンバランスが崩れることがあるので、子宮筋腫をどの治療法で治すかは医師とよく相談の上で決めるようにしましょう。

子宮筋腫術後の日常生活

子宮筋腫の手術は、全身麻酔で行なう開腹手術が一番身体に負担がかかります。

経膣的手術と腹腔鏡下手術ではそれほど術後の経過に差はありませんが、腹腔鏡下手術の方が手術中のモニターが容易なので、傷の状態が良くなることが多く、術後の負担はこの三つの手術の中では一番軽いと言えるでしょう。

しかし、いずれの手術も完全に日常生活に戻れることが出来るまでの期間は術後大体1ヶ月程度が目安となります。

それまでの期間は下腹部の手術を行なっているので排泄時に痛みが起こる場合があり、特に開腹手術の場合は縫合部が腸と癒着を起こして炎症を起こしてしまう可能性も否定出来ないため慎重を要します。

大便やおしっこをする時には痛みに気をつけながら行なうようにしてください。

完全に日常生活に戻れるまでは重い物を持ち上げたり、座りっぱなしの姿勢で長時間過ごす事も避けた方が良いでしょう。

なぜなら、これらの作業は手術を行なった部位に負担がかかるからです。

子宮筋腫術後の性生活について

子宮筋腫術後のセックスは日常生活に完全に戻れるようになってからにしましょう。

術後の経過には個人差もあるので大体の目安ですが一ヶ月以上はセックス禁止ということになります。

子宮全摘手術を受けた場合は縫合糸が完全に溶けるまでに大体2ヶ月程度要することになるので、この期間はセックスを控えるように医師から指導されます。

子宮全摘手術を行なった場合、その後一生セックスが出来なくなると思い込んでしまう人もいますが、基本的には子宮を全摘してもセックスすることは可能です。

しかし、「子宮を取ってしまった」という精神的なショックからセックスに対して消極的になる人の割合も少なく無いと言われています。

夫婦間ではセックスレスになると深刻な問題を生じるリスクもあると指摘する専門家もいます。

中にはパートナーの浮気を心配するあまり手術に踏み切れない女性も多いというデータがありますので子宮筋腫の治療はパートナーの理解を得ながら進めていくというのが大切だと言えます。

このためにもインフォームドコンセント時には治療に対する不安や疑問点を全て医師に相談する事がとても重要になってきます。




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