子宮筋腫の手術後はどのくらい痛い?

子宮筋腫手術の予後

「予後」とは治療を行なった後の治る見込み、という意味で使われる医療用語です。

手術の場合は術後予後という言葉を用い、傷が塞がるまでの期間や退院に必要な日数までを含めた広い意味を持つ言葉になります。

子宮筋腫手術では手術の種類によって予後が異なりますので、それぞれの手術方法についての予後を説明していきましょう。

術後の痛みがある場合は入院期間が長くなる事になります。

一般的には術後数日で痛みは消失していくものですが、術創に感染を引き起こしていたり、癒着や剥離を起こしている場合には痛みが継続する場合もあります。

開腹手術の予後

子宮筋腫の手術が適用される一つの目安として、腫瘍が成長して子宮自体が大人の握りこぶし大以上になっているというのが挙げられます。

したがって、その大きさの腫瘍をお腹を切って摘出することになる開腹手術の場合は、それなりに術創も大きくなるため、完全に傷口が塞がるまでは数日間要することになります。

傷が完全に塞がらないうちは痛みも出やすいので、手術後3~4日間は痛みが出る可能性が高いということになります。

経膣的手術の予後

経膣的手術の場合は開腹手術に比べると、お腹を切るわけではないので、術後の痛みは1~2日で消失する場合が多いようです。

しかし、子宮全摘手術と子宮筋腫核出手術では、子宮筋腫核出手術の方が出血が多いため、完全に傷口が塞がるのに時間がかかり、その分術後の痛みが強い場合があります。

尚、子宮筋腫核出手術の場合摘出する筋腫の大きさや切除部位の数によって治り具合が異なってきます。

腹腔鏡下手術の場合

腹腔鏡下手術はお腹に小さな穴を三カ所あけます。

しかし穴自体は小さいので傷口は翌日には塞がり、子宮全摘手術の場合は痛みも翌日ぐらいまでになります。

子宮筋腫核出手術の場合は経膣的手術と同様に摘出する腫瘍の大きさや切除部位によって治り具合が異なります。

ただし、経膣的手術に比べると手術中の傷の具合が確認しやすい事から術中に適切な処置が施しやすいので、予後は経膣的手術や開腹手術よりも良いとされています。

非観血的手術の場合

子宮動脈塞栓術(UAE)と集束超音波手術(FUS)は外来でも可能な手術ですので、痛みは当日で消失するのが普通です。

しかし人によっては数日間痛みが持続する場合もありますので、このような場合には速やかに手術を受けた医療機関に相談をして適切な処置を施してもらうようにしましょう。

我慢は禁物です。




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