扁桃腺炎の手術の成功確率はどのくらい?

扁桃腺手術の種類

扁桃腺手術は罹患する病気にもよって変わりますが、扁桃切除術もしくは扁桃摘出術が行なわれます。

どちらも全身麻酔下で行なわれる手術です。

ただし、その多くが口を開ければ目視出来る位置にある口蓋扁桃の手術ですので、腹部の内臓の手術のように大きな術創(手術によって出来る傷)が残るような手術ではありません。

手術方法としては二種類ですが、それ以外の区分けとして「がん」の治療として行なう場合とそれ以外の病気で行なう場合によって解釈が変わってきます。

「がん」の手術として行なわれる場合には、咽頭がんや舌がんなど扁桃腺のすぐ近くに起こっているがんの際にはそれぞれのがん手術に従属する「リンパ節郭清術」として扁桃腺摘出術が行なわれます。

また扁桃がんの場合は「扁桃がん摘出手術」として扁桃摘出術と必要なリンパ節郭清術が行なわれます。

がん以外の病気の場合はリンパ節郭清を必要としない単独の扁桃摘出術か扁桃切除術が行なわれる事になります。

手術の処置の区別を「術式」と呼びますが、実施が困難な順に術式を並べると「近接部位のがん+リンパ節郭清術」>「 扁桃がん手術」>「扁桃摘出術」>「扁桃切除術」の順番になると理解して良いでしょう。

また扁桃腺の一部やその周囲に膿瘍(膿み)が出来た場合には膿瘍とその周囲を摘出する手術が行なわれます。

扁桃腺手術の成功確率はどのくらい?

がん以外の手術は術後の感染予防さえうまく行けば手術の成功率はかなり高いと言えます。

100%とは言えませんが、90%以上の成功率になります。

これは扁桃腺手術が目に見える位置にある口蓋扁桃もしくはそのすぐ側にあるアデノイドに対して行なわれる手術であり、メスではなくレーザーメスで切除もしくは摘出するケースが多いからです。

一方で咽頭や扁桃腺の悪性腫瘍(がん)の場合はがんの進みぐあいによって変わってきます。

もちろん早期発見出来ればそれだけ手術の成功率も生存率も高まります。

転移した形跡がなければ扁桃腺を摘出してリンパ節郭清を行なえばほぼ完治すると言われています。

なお、初期咽頭がん手術の成功率は90%以上と言われています。

ただし、がんの治療は発見から少なくとも5年は治療を継続する必要性があります。

5年間再発や転移が見つからなければそこで治療は完了という流れになるのです。

一般的にがんは原発性(非転移性)に比べて転移性の方が治療が困難で、生存率も低くなる傾向があります。

ちなみに扁桃腺周囲で発生するがんの転移先として多いのは「咽頭がん」は骨や肺、「舌がん」はリンパ節に転移して全身に、「扁桃がん」は扁桃腺自体がリンパ組織なので全身に転移する可能性が高くなります。




このページの先頭へ