扁桃腺炎の手術後どのくらいで退院できるの?

入院期間は平均で9日間ほど

一般的な扁桃腺手術の入院期間は9日間ほどだと言われています。

ただし、扁桃がんや咽頭がんなどの手術を行なった場合はこれよりも長くなる傾向にあります。

また出血や感染の状態によっても入院期間が長くなることもあるので、実際のところは予後の個人差が大きい手術であると言えます。

入院期間を長引かせる要因

扁桃腺手術の入院期間を長引かせる一つの要因には患者さんの「全身状態」が挙げられます。

一般ではあまり耳にする事のない表現ですが、自覚症状は少なくとも生活習慣病や貧血などの病気を抱えていると術後の経過が芳しくなく入院期間を延長して経過観察を行なう必要性が生じてくるのです。

では、以下に入院期間を長引かせるリスクを挙げていきましょう。

  • 高血圧症、動脈硬化症、糖尿病などの生活習慣病

これらの血管性もしくは代謝性疾患は血管と代謝の状態が悪いため、術後の回復が遅れがちになります。

  • 肥満

太っている人は血液の巡りが悪い傾向にあり、術後の止血や術創(手術で出来た傷)の回復が遅れることがあります。

  • 貧血

貧血(気味)の人は血が足りていないので手術そのものの適用も難しい場合があります。

  • 甲状腺疾患、自己免疫性疾患の有病者

甲状腺機能亢進症(甲状腺機能低下症)、慢性関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの免疫に関する疾患を持っている人、若しくはその既往がある人は術後の回復が遅れる可能性が高いとされています。

  • その他

高齢者や幼児など全身麻酔によるリスクが高い人も扁桃腺手術の適用は難しい場合があります。

人によっては一ヶ月以上の入院も

扁桃腺手術は一般的にそれほど難易度の高い手術ではありませんが、扁桃腺をレーザーで焼き切る手術であり縫合を行なわないので、予後の悪い人は長い期間痛みや感染症に悩まされる場合もあります。

逆に予後の良い人の場合はオペの翌日からは水分ぐらいは口から摂取出来るようになるのですが、生活習慣病や貧血症などで免疫力の低下している人は手術から1週間以上経ってもつばを飲み込むときでさえ激痛が走る場合もあると言われています。

また太っている人は皮下脂肪によって咽頭部から頸部にかけての圧迫が強く、術創の痛みが強まる傾向があります。

そして元々自己免疫性疾患を抱えている人の場合、固形食が摂れるようになるまで半年以上、痛みが完全に消えるまでは一年を要した例もあります。

その人の場合入院期間は一ヶ月以上にもおよんだそうです。




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