流産で手術が必要となるのはどんな場合?

流産の種類

流産は自然と起こる場合もありますが手術によって強制的に流産をさせなければならない場合も存在します。

そこで、ここでは流産の手術の説明をする前に流産の種類と状態について説明していく事としましょう。

  • 切迫流産

流産の危険性が高まっている状態の事を意味しています。

ただしこの段階では適切な治療を受ければ妊娠の継続は十分に可能です。

切迫流産の症状としては不正出血や下腹部痛などが挙げられます。

  • 進行流産

切迫流産よりも流産の状態に近いです。

子宮口が開き始め、胎嚢が押し出され始めているので緊急治療が必要な状態と言えます。

破水すれば流産は避けられない状態になります。

  • 不完全流産(不全流産)

子宮内の内容物が殆ど外へと流出してしまった状態です。

ただし、一部の内容物が子宮内に残っているため痛みや出血は持続します。

  • 完全流産

子宮内の内容物が完全に排出された状態で、子宮内は収縮し妊娠が完全に終了した状態になります。

  • 化学的流産

尿による妊娠反応はあるものの、胎嚢や胎児は確認されないまま妊娠が終了してしまう状態になります。

多少の出血が確認される場合もありますが、本人も気づかないまま流産している事も多いようです。

妊娠のごく初期に起こる流産で、胎児や胎児を保護する組織の形成が行なわれていないため化学的流産は流産の回数には含めないのが一般的です。

  • 稽留流産(けいりゅうりゅうざん)

子宮内の胎児が死亡している事が確認された状態です。

胎児の死亡確認はエコーで心臓の動きが確認出来ない場合に下されます。

この状態では痛みや出血は伴わないのが通常です。

  • 胞状奇胎(ほうじょうきたい)

胎児を覆う胎盤絨毛膜の異常増殖によって起こる病気です。まだ十分に胎児の状態になっていないため胎児は胎盤内に自然吸収されてしまいます。

この時胎児は嚢胞状になって吸収されていくのですが、完全に嚢胞状になって吸収され尽くしてしまった場合は「全胞状奇胎」、一部でも胎児組織が残っている場合には「部分胞状奇胎」と区別されます。

流産で手術が必要となるのはどんな場合?

流産で手術が必要となるのは、上記の流産の種類の中で、「不完全流産(不全流産)」「稽留流産(けいりゅうりゅうざん)」「胞状奇胎(ほうじょうきたい)」、若しくは「胎児の奇形や発育不全、先天性疾患等で母子ともに危険な状態になることが予測される場合」になります。




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