流産の手術の成功確率はどのくらい?

流産手術の成功率はどのくらい?

流産手術には流産目的の手術と流産後の流産手術があります。

前者の方は原則として自由診療、後者は保険適用の手術となります。

しかし、行なう事はどちらも掻爬法(そうはほう)か吸引法という方法になりますから、手術の難易度としては同じと解釈して良いでしょう。

ただし、流産後の流産手術はかなり高い頻度で子宮内に感染を引き起こしている状態で行なう事も多く、この場合には一旦抗生剤等で子宮内の感染を治めてから手術を行なうという流れになります。

このため子宮内のダメージの残り具合や母体の全身状態によっては手術の成功率に影響を及ぼすケースも考慮に入れる必要性があると言えるでしょう。

しかし、それでも初回の流産手術であれば90%以上の高い成功率をマークしていますので、医師を信頼して手術に臨むようにしてください。

掻爬法と吸引法とは

現在日本で行なわれている流産手術は掻爬法か吸引法になります。

掻爬とは「掻(か)き出す」という意味であり、子宮内に残った内容物を婦人科専用器具を用いて取り出しやすいように縮小させて、文字通り掻き出します。

一方で吸引法とは専用の吸引器具を用いて子宮内の内容物を吸い出す方法です。

どちらも内容物と同時に内部組織を除去してしまうので子宮内にダメージは残ります。

したがって手術直後だと子宮内の環境は妊娠しにくいものになっています。

また何度か流産手術を受けることで妊娠しにくい体質へと変わってしまうので、赤ちゃんを希望する場合には妊娠計画をきちんと立てる必要性があるということを覚えておきましょう。

流産がもたらす精神的なダメージ

医学的に見れば流産と中絶に対して行なう医療行為の内容に差異はありません。

しかし、自然発生的で不可抗力である流産と自らの意志で行なう中絶とでは女性が受ける精神的なダメージには大きな違いがあるとされています。

中絶の場合は安易に避妊しないでセックスを行ない、妊娠と中絶をくり返す人もいれば、レイプなどで強制的に妊娠させられ「生みたくない」と強く願う場合、あるいは経済的社会的な理由で生みたくても生む事が出来ないという事情が複雑に絡み合いますが、流産の場合は圧倒的に子供が欲しいと願っている人、若しくは子供の誕生に喜んでいた人が経験するものですから、「生む事が出来なかった事実に対する精神的なダメージ」はとても大きいと言えますね。

一度流産を経験してしまうと妊娠がトラウマとなり、不妊症になるケースもあると言われています。

それゆえに流産手術を受けた後はカウンセリングを受けて、妊娠出産にネガティブにならないようにすることも重要といえるでしょう。




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