流産の手術後どのくらいで退院できるの?

流産手術の入院期間

流産手術は基本的に1日~3日程度の入院期間で済みます。

開腹するわけではありませんし、術後の痛みと出血が確認されなければ子宮穿孔やアッシャーマン症候群などの術後合併症も回避出来ているという判断が出来るので手術前日を含めて3日程度の入院で十分と考えられています。

しかし、流産自体が非常に精神的なストレスの大きい出来事ですから、人によってはその事が原因で免疫力が低下して中々術後の回復が思うようにいかず、入院が長引いたり、精神科や心療内科でのフォローが必要となるケースがあります。

精神ストレスによる予後不良は思っている以上に深刻で、通常であれば自然と塞がるような子宮穿孔であったとしても中々出血が止まらなかったり、症状を悪化させてしまうようなケースも懸念されます。

入院中に精神的なストレスから不定愁訴(イライラして怒りっぽくなる精神的な状態)や情緒不安定さがうかがえた場合には退院を先延ばしにして精神科や心療内科を受診する場合もあります。

流産後の精神状態のフォローの重要性について

流産は当の本人である女性はもちろんの事ですが、パートナーや家族にも精神的なショックを与えてしまいがちです。

特に第一子の場合は自分とパートナーの親からの期待も大きく、それだけに流産という事実が周囲に暗い影を落としてしまい、夫婦問題にまで発展しかねないという危険性を持っています。

それだけに流産手術を受ける際には可能な限りパートナーと一緒に医師からの説明とインフォームドコンセントを受けるようにする事を勧める産婦人科もあります。

周囲の理解が無くては時として流産を理由に患者さんが周囲から仕打ちを受けるという一種のマタハラ(マタニティハラスメント)を受ける危険性もあり、孤立してうつ状態やパニック障害という精神的な症状をきたす場合もあります。

また、妊娠出産というのが精神的なストレスに左右されやすいデリケートな事なので、流産後の精神的なストレスがその後の不妊症に繋がるという事も極力回避する必要性もあるのです。

流産で受けた精神的なストレスは決して一人で抱えていてはいけません。

必要があれば心療内科や専門家のカウンセリングを受けるのはもちろんの事支援団体なども活用して積極的にフォローしてもらうようにしましょう。

第一子を流産することでマタハラを受けるというケースは都市部よりも地方や世襲制の意識が強い家系で多いというデータがあります。




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