流産の手術後はどのくらい痛い?

流産手術後はどのくらい痛い?

流産手術は技術的にもそれほど難しいものではなく予後も良好だと言われています。

しかし、念のため術後の疼痛に対する痛み止めが処方されます。

また手術当日と翌日は安静にしている必要性がありますので、けっして軽んて考える事は出来ません。

術後の疼痛については個人差が大きく、殆ど痛みが出ない人もいれば動くと下腹部に激しい痛みを覚える人もいます。

手術をした訳ですから痛みを感じた場合には処方された痛み止めを飲むようにしましょう。

痛み止めは内服薬(定期的に飲む薬)と頓服の両方同時に出される事もあります。

この場合頓服で出された薬の方が効き目が強いタイプなので飲み過ぎはNGです。

もし、用法通りに飲んでも痛みが引かない場合はすぐに病院に連絡してください。

流産手術のリスクについて

妊娠すると子宮は妊娠前よりも柔らかくなります。

そのため流産手術の際には子宮鉗子などの金属製の器具を使用する事で子宮に穴があいてしまう子宮穿孔という合併症にかかる可能性が高くなります。

子宮穿孔は目視で確認出来る症状ではありません。

日帰り手術の場合、回復室で休むのも出血の有無を確認する必要性があるからなのですが、穴の位置や大きさによっては術後しばらくしてから出血が判明する場合もあります。

ただし、ごく小さな穴なら自然治癒することもありますが、大きな場合は出血が持続し、感染症を引き起こすリスクなどが高まるため、今度は入院して開腹手術を行なう必要性が出てきます。

また、これは手術をする医療機関側の問題なのですが、「数分で終了する簡単な手術」と油断をすると子宮のすぐ隣には腸が存在していますから、誤って器具が子宮を貫通して腸を傷つけてしまう可能性もあります。

この場合は緊急で開腹手術に切り替える必要性があるので、簡単な手術といえどもそれなりにリスクがあるということは理解しておく必要性があると思います。

上記のものはいずれも医療事故によるものですが、流産手術は受ける人の体質によってもリスクが高まる可能性があります。

掻爬法にしても吸引法にしても子宮の筋肉の内側を軽くえぐるような手術になりますので、何度かくり返す事で子宮内部が荒れてしまい癒着を起こす可能性があるのです。

このような状態をアッシャーマン症候群と呼び、不妊症の原因となってしまいます。

症例としてはごく稀ですが、流産後も出産を希望する人の場合は流産手術のリスクについても正しい理解が必要です。




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