流産の手術方法とは?

流産の手術について

流産の手術は中絶の手術と同じ事が行なわれます。

これは倫理的、社会的な問題を別として純粋な医療行為として自然な完全流産以外の状態で、子宮内に内容物の一部若しくは全部が残っている状態でそれを人工的に取り除く手技が行なわれるという点で人工的な流産は中絶と何ら変わらないという事になるからです。

したがってこの章では「流産手術」という記載で話しを進めていきますが、産婦人科から説明される場合には「中絶手術」という表現が用いられる場合もあるということを理解しておいてください。

流産の手術方法とは?

流産の手術には初期流産手術と中期流産手術とに分ける事が出来ます。

この「初期」と「中期」という表現は妊娠週によるもので、妊娠後期(22週目以降)の場合は完全な胎児として扱われ、胎内で死亡が確認された場合には帝王切開による取り出しが行なわれることになります。

したがって妊娠後期の状態では死産、若しくは早産となるため流産という言葉は用いないのが普通です。

初期流産手術(早期流産)について

初期流産手術とは妊娠第12週未満の初期妊娠期に行なわれる流産手術です。

薬剤によって子宮頚管を拡張した後に掻爬(そうは)術や吸引術と呼ばれる方法を組み合わせるのが一般的な方法で、具体的には胎盤鉗子やキュレット、吸引器など産婦人科専門器具を用いて胎児を縮小させてから除去する方法になります。

薬による人工流産について

外国では1980年にフランスで開発されたミフェプリストン(RU-486)と呼ばれる薬が用いられます。

この薬を用いた方法は妊娠7週目までのごく初期の段階で行なわれる方法ですが、日本では法律で中絶を規制している関係から未承認薬となっています(医学的には中絶と人工流産は変わらない)。

ただし、安全性の面ではRU-486による人工中絶(流産)はWHOが推奨する方法であることから、日本でも個人輸入したり、外国で薬による人工流産を受けるという人がいると報告されています。

中期流産手術(後期流産)について

中期(妊娠第12週~21週目あたりまで)妊娠の場合に行なわれる流産手術は胎児がある程度成長していることから、薬を使った人工流産か一般的な人工流産のどちらかが適用されます。

具体的にはまず、薬剤によって子宮頚管を拡張させた後に陣痛誘発剤を用いる方法(薬による人工流産)と「拡張ならびに掻爬若しくは吸引術」(一般的な人工流産法)のどちからという選択肢になります。

国際的には人工流産に用いられる薬は副作用が強い事と、確実性の面では「掻爬術や吸引法」の方が高いことから、WHO(世界保険機構)では中期流産として行なう場合、「掻爬法、もしくは吸引法」が推奨されています。




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