痔の手術後どのくらいで退院できるの?

痔の手術後どのくらいで退院出来るの?

痔の手術は技術進歩の恩恵で、多くの場合日帰り手術が可能となりました。

しかし日帰り手術の場合、術後の急変に対して適切な処置が迅速に取れないというリスクがあります。

このため、インフォームドコンセントの際に日帰り手術にするか入院して手術を受けるかを選択する必要性があります。

入院で手術を受けることを選択した場合には大体4日から1週間程度の入院期間となるのが一般的です。

これは日帰りと入院とを選択可能ないぼ痔でも、入院が前提となる痔瘻手術においても入院期間については大体同じ日数ですね。

痔の手術で入院期間が延びるケースというのは、術後の感染症や傷の不具合(出血や高度な癒着)などが起こった場合になります。

日帰り手術でもこうした事態が起こるリスクはゼロではないので医療機関によっては入院を勧めるケースもあるわけです。

痔瘻手術は入院が前提

痔瘻手術は一般的な根治手術では痔瘻が出来ている箇所を丸ごと取り除く手術になります。

ただし痔瘻が筋肉にまで達している複雑痔瘻の場合は組織ごと削除してしまうことで肛門の形が変形してしまい、便が漏れるなど術後のQOL(クオリティオブライフ:生活の質)が低下してしまうことから、複雑痔瘻の場合は痔瘻にたいして糸を通し、代謝によって自然と痔瘻が解消していくことを目指すシートン法が行なわれるのが一般的で、現在では傷が小さく侵襲が少ない事から単純痔瘻でもシートン法を選択する医療機関が増えています。

ところで痔瘻に対して糸を通し、自然と治るのを待つのなら何も手術をする必要性が無いと思われる人もいるかもしれませんが、痔瘻は完全に塞いでしまわないと、何度も再発するリスクが高い疾患です。

そこで糸を通す事で痔瘻が中途半端に塞がる事を防ぎ、完全に痔瘻が存在する組織毎排泄されるまで待つことで完治させることが重要となるのです。

シートン法は理屈が単純なのですが、糸が完全に排泄されるまでには半年近くかかる(痔瘻が深い位置にあればある程時間がかかります)ケースもあり、また痔瘻が皮下に近づくに従って通した糸が緩んでくるので定期的に診察を受けて糸の長さを調節する必要性があります。

また、糸が留置されている間は感染症などの二次症状にも留意をしなければならないので、手術後のケアが非常に重要となります。

尚、シートン法の場合、入院期間は1週間程度となります。




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