痔は手術以外にどんな処置方法があるの?

痔は手術以外にどんな処置法があるの?

痔で手術が第一選択肢となるのは痔瘻だけです。

それ以外の痔については保存的治療法がメインとなります。

保存的治療法として最もポピューラーで切れ痔といぼ痔の両方に対して行なわれるのが痔の治療薬による投薬療法になります。

痔の患者を疾患別に統計を取ると、いぼ痔の患者が最も多く、痔全体の50%以上を占めています。

またいぼ痔の中でも特に多いのが内痔核の患者になります。

次いで多いのが切れ痔で痔瘻は全体的に見てもごく僅かとなります。

また前述した通り痔で手術を受ける人の割合は全体の25%ですから多くの痔の患者さんは保存的治療法で治癒しているということになりますね。

またいぼ痔は生活習慣や便秘、ストレス、加齢、妊娠など、切れ痔は便秘、痔瘻は加齢などが主な原因となりますから、生活習慣を改め、便秘を改善し、ストレスコントロールを行なう事が痔の効果的な予防改善法になります。

このため痔の保存的治療法としては生活習慣の改善指導も重要な意味を持つ事になります。

肛門拡張法(肛門ブジー法)

切れ痔をくり返す人の傾向として、裂肛部が瘢痕化(肥厚して硬くなること)してしまい、肛門の拡張がうまく行かず便秘となり再発をくり返すという悪循環に陥っているケースがあります。

このような場合には「肛門拡張法(肛門ブジー法)」が行なわれる場合があります。

肛門拡張法(肛門ブジー法)とは手やクスコなどの拡張用鉗子を用いて麻酔下に肛門を拡張する方法の事になります。

これを定期的に受ける事で、硬くなった肛門括約筋を柔らかくして開閉をスムーズに行なうことが出来るようになります。

また慢性便秘が重症の場合には浣腸時に肛門ブジーを行なうこともあります。

痔の治療薬について

痔の治療薬は開発が進み、切れ痔、いぼ痔に対しては有効な治療薬が登場した関係で現在では手術に代わり痔治療の主流となっています。

痔の治療薬には外用薬、内服薬、漢方薬が存在します。

このうち医療機関で処方されるのは全てのタイプの治療薬ですが、市販で購入可能なのは主に外用薬と漢方薬です。

外用薬には「坐剤(座薬)」「軟膏」「クリーム」「注入軟膏(クリーム)」とがありますが、人気があるのは「注入軟膏(クリーム)」になります。

このタイプの薬は坐剤と軟膏(クリーム)として使う事が出来るという長所があります。

形状は一回使用分毎に小分けにされたチューブタイプで、先細りしているため、内痔核や内部の切れ痔に対しては直接チューブから肛門内部に注入し、外痔核や外の切れ痔に対しては指に出して塗る事が出来、小分けされているので携帯性にも優れているという利便性の高さが人気の理由です。




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