白内障の手術で入院した場合には病院で術前、術後にどんな処置をされる?

白内障手術を入院で行なう場合とは?

現在では技術の進歩によって日帰りでも手術が可能になった白内障ですが、入院で行なう場合もあります。

では入院手術が適用されるのはどのようなケースかを説明していきましょう。

入院白内障手術の適用が望ましいとされるケース

  • 白内障が重症化していて後嚢に損傷が見られる場合
  • 高齢者で通院が困難な患者さんの場合
  • 全身疾患があり、抵抗力が弱っている患者さんの場合
  • 帰宅後に家事全般をしなければならない主婦や一人暮らしの人の場合
  • 認知症や心身症などの患者さんの場合

等々など一般的な生活を自力で送るのが困難な場合が想定される場合は日帰りではなく入院白内障手術が適用されることになります。

白内障手術では日帰りでも一週間後の外来日までは保護眼鏡をかけるなど、日常生活でも気を使う事になるので、眼内レンズが定着して、歩行に支障がない程度まで機能回復をさせる必要性があるのですが、抵抗力の弱いお年寄りや他の全身疾患を抱えている人などは術後の回復に時間がかかることも多いので短期的な入院で手術の予後を観察するほうが安全と判断されれば入院が適用となります。

とはいえ、入院白内障手術は一泊入院が一般的ですから、それほどの負担にはならないと思います。

入院白内障手術の術前処置

入院白内障手術として一般的な一泊二日の入院の場合、着替えや洗面道具など身の回りのものは最小限で大丈夫です。

手術自体は20分程度で手術室に入る前には病室で点眼麻酔をして必要があればオペ室で局所麻酔をする流れになります。

手術時にはオペ着に着替えるか顔面にケープをかぶせた状態で行ないます。

最新の白内障手術は出血量も少ないので、顔面にケープをかぶせ、麻酔も点眼麻酔だけというケースの方が多いです。

手術前日は普通に過ごして問題ありませんが極力目が疲れるような夜更かしや読書、パソコン、ゲームの類いは我慢してください。

疲れ目から眼底出血があったり、眼圧が高くなる事で手術が困難になる場合もあります。

術後の処置

手術が終わると一旦リカバリールームと呼ばれる別室で安静にし、眼帯をして安静にしておきます。

局所麻酔での手術ですから、会話が普通にできるようになれば病室に戻る事ができます。

当日は感染予防のために抗生剤が処方されます。

従来は点滴が普通でしたが、日帰り手術ができるようになった昨今では飲み薬で処方するのが一般的です。

ただし、高齢者などで薬の誤嚥が起こりやすい場合は点滴か静脈注射で抗生剤を投与します。

翌日まで安静にして眼帯をした状態で歩行可能で、意識がはっきりとしていて、会話が普通に出来れば日常生活には支障が少ないと判断されるので、そのまま帰宅となります。

万が一予後が不良で、術創の痛みがあったり出血がある場合、または炎症や感染が認められる場合には退院は延期して術後の状態が安定するまで入院することになります。




このページの先頭へ