白内障の手術後どのくらいで退院できるの?

白内障の入院期間について

一般的な入院白内障手術で必要な入院期間は一泊二日です。

殆どの患者さんは一泊入院で大丈夫だと思いますが、いろいろな理由で少し長めの入院期間が必要となるケースもあります。

白内障手術は極めて安全性の高い手術ですが、手術当日は眼帯をし、術後1週間程は保護眼鏡を付けて生活しなければならないのと高齢者に有病率が高くなることから、一人暮らしの高齢者は眼帯が取れて両目でちゃんと生活出来るようになるまで入院するケースがあります。

また認知症などで白内障の手術をする事で介護する側の負担が増える場合も入院期間が延びる理由としては多いです。

その他の理由として比較的数が多いのは糖尿病の患者さんに対して白内障手術を行なった場合です。

これまでにも述べてきた通り、白内障手術はオペ時間も短く、点眼による局所麻酔で行なうため侵襲も少なく、予後も良好な手術なので、全身疾患を患っている人でも安心して受ける事が出来る手術です。

しかし、糖尿病の場合、合併症として糖尿病性網膜症という目の病気が高い確率で発症するため、この合併症を患っている場合には予後が悪くなったり白内障手術そのものが通常よりも困難となる場合があります。

また生活習慣病の中で糖尿病以外にも白内障手術の予後を悪くする可能性があるのが高血圧症です。

高血圧症では眼圧が高くなる傾向があるため、目の手術には慎重を要する必要性があるのです。

このように既往のある人の場合入院期間が長くなる可能性がありますが、全員がそうだと言う訳ではありませんし、基本的には眼帯が取れて、普通に歩行が可能であればその時点で退院となります。

後発白内障について

後発白内障とは白内障手術後に残った水晶体内に濁りが生じる症状です。

この場合、日常生活に支障があるかどうかが治療の適否の決め手となります。

後発白内障に対する具体的な治療法はレーザー光線で濁りの袋を焼き切る(濁りを生じている組織を破壊する)というものになります。

この処置では特殊なレーザー光線を使うだけで特に麻酔や網膜切開などは行なわないため通常は外来で行なわれます。

ただし、予後のために処置後は歩行を確認した上で帰宅という流れになりますので、白内障手術と同じように既往によって処置後の回復が遅れた場合には数日入院をして経過観察する場合もあります。

白内障は圧倒的に高齢者が多いので入院白内障手術が必要なケースというのは白内障以外の理由によるものが多いということになります。




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