白内障の手術後はどのくらい痛い?

白内障の手術後の痛み

日帰りの白内障手術を受けた後の外来は一週間後になるのが一般的です。

それまでの期間は感染予防のために抗生剤を数日分処方されます。

目は細かい神経が張り巡らされている器官なので痛みには敏感ですがそれは目の表面を覆っている網膜と眼球の周囲の粘膜部ですので、網膜の傷が塞がれば痛みは殆ど感じません。

したがって手術中に痛みがなければ術後の痛みも殆ど無いと言われています。

術後に痛む場合とは?

上記のように白内障手術は予後も良好で、術後の痛みも殆ど無いとされています。

しかし、術後に炎症を起こしたり、術後感染が起こると痛みを覚えます。

手術後に処方された抗生剤を投与しても痛みが発生した場合はすぐに執刀してもらった医療機関に連絡をして傷の状態を確認してもらい適切な治療を受けるようにしましょう。

特に糖尿病の患者さんの場合、糖尿病性網膜症の合併リスクがあり、予後が芳しく無い場合も想定されます。

このような患者さんの場合は日帰り手術では無く入院手術で予後を観察しながら退院を決めた方が万が一の場合に備えやすいので安心して手術が受けられると思います。

問診時にも既往歴は確認されますが、治療済みのものも含めて覚えている既往症は全て医師に伝えるようにしてください。

手術後から完治までの流れ

現代の白内障手術で用いられる眼内レンズの透明性は50年は維持されるとされています。

したがって一度手術を受ければ後嚢付近で白内障が再発しない限りレンズ交換は不要ということになります。

つまり手術後2ヶ月程点眼薬による予後の経過を経た後に手術部位に異常が見つからない状態で、日常生活にも支障が無いとそこで白内障は完治したと見なされます。

両目に白内障を生じている場合

白内障への罹患リスクは70代を超えると90%以上に達します。

つまり、後期高齢者はかなり高い頻度で白内障を起こすということになります。

白内障は片目にだけ起こることの方が稀で、通常は程度に差はあるものの両目に起こるものです。

時と場合によりますが、保険証の自己負担割合によっては同月内に両目の手術を行なう事で医療費還付制度が適用される場合もありますので、通常は月始めに片目の手術を行ない、月半ば以降にもう片方の目の手術を行なうケースが多くなります。

術後に白内障が再発するリスクは?

最新の眼内レンズは非常に高性能で、一度挿入すれば白内障は完治する確率の方が高いのですが、稀に術後に再び白内障を発症するケースがあります。

ただし、これは同じ部位に再発するのではなく「後発白内障」と言って、手術をした白内障とは別の症状になります。

白内障手術とは水晶体内の濁りを取り除いた上で眼内レンズを挿入するという処置になります。

この時水晶体自体を眼内レンズに置き換えるのではなく、水晶体内の濁っている部分だけを除去して、そこに眼内レンズを入れるという手術になります。

したがって手術後も水晶体の一部は残されていて、残った水晶体に濁りが生じるのが後発白内障になります。

後発白内障の治療はレーザーで濁った組織を破壊するという方法が用いられます。

レーザーを照射するだけなのでレンズが外れたりすることもなく、痛みも殆どありません。

厳密に言えば後発白内障はほぼ全ての白内障手術患者に現れる症状なのですが、濁りを生じる部分が小さいので日常生活に支障があるまでに進行するかどうかは個々の症例によって異なります。

殆どの場合は日常生活に支障がない程度に発症するので具体的な治療はせずに経過観察する事になります。




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