粉瘤の手術にかかる費用はどのくらい?

粉瘤手術の費用について

粉瘤は良性腫瘍なので、手術の料金としては「皮膚・皮下腫瘍摘出術」が適用されます。

この手術は健康保険が適用される手術ですが、切除する部位と範囲によって保険点数か変わってきます。

また複数の腫瘍を同日に摘出する場合には切除範囲が合算されたうえで算出されるというルールがあります。

それでは皮膚・皮下腫瘍摘出術の保険点数を挙げていってみましょう。

  • 皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部以外)直径3cm未満:2110点
  • 皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部以外)直径3cm以上6cm未満:4070点
  • 皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部以外)直径6cm以上:9480点
  • 皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部)直径2cm未満:1660点
  • 皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部)直径2cm以上4cm未満:3680点
  • 皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部)直径4cm以上:4360点

保険点数は10円を1点として計算されます。

したがって保険の自己負担が3割の人はこの点数に3を掛けた数字が自己負担額になります。

例えば、「皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部以外)直径3cm未満:2110点」の場合は、2110点×3(自己負担割合)で、6330円を支払うことになります。

ただし、これはあくまでも手術料のみの点数であり、治療費全体ではありません。

実際には「初診料(若しくは再診料)」+「一般検査費用(初診時検査ならびに術前検査)」+「処置料(手術前後で行なわれる処置。ただし手術中の処置は手術料に含まれています)」+「薬代」などが加算される事になります。

これらの費用の内、一般検査費用や処置料、薬代などは術後の経過によっても変わってきます。

また粉瘤は体中の至るところに出来る可能性があり、健康保険には「同一日に複数の手術を行なった場合、主たる手術料のみ算定する」というルールがあります。

具体的には、まぶたの上に出来た粉瘤と腰に出来た粉瘤を同日に摘出する場合には、手術料は一回だけの算定で、切除した範囲を合計してそれがどの術式に当てはまるかを検討される事になります。

もし双方の切除範囲の合計が7cmであるなら術式は「皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部以外)直径6cm以上:9480点」で算定される事になります。

ここで「露出部以外」が適用されたのは腰部が露出部ではないからです。

健康保険では、手術や処置を行なう場合には、露出部と露出部以外という表現が度々見受けられます。

そして、ここでいう露出部とは「頭頸部(顔面を含む)」、「前腕部(肘から手指)」、「下肢部(膝から足指)」のことを言います。

一方で、胸部、腹部、腰部、上腕部、大腿部は、露出部以外となります。

なお、手術や処置によっては、頭頸部と躯幹という表現で分けられている場合もあります。

ここまでを前提として、一般的に粉瘤手術が行なわれるのは顔面や腰背部が多く、摘出のために切除する大きさは顔面の場合は1~2cm、腰背部の場合は4~5cm程度が多いので、ざっくりとではありますが概算を出すと

  • 顔面の粉瘤摘出術:5000円~7000円前後(ピアス穴付近に複数の粉瘤が出来てしまった場合は20000円前後)
  • 腰背部の粉瘤摘出術:20000円前後

と考えられます。

しかしながら、上記のように粉瘤手術は部位と切除する範囲によって点数が変わってくるので、事前に手術を受ける病院で概算を確認しておく事をお勧めします。




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