粉瘤の手術後に日常生活でどんなことに気を付けるべき?

粉瘤の手術後に日常生活でどんなことに気をつけるべき?

これまでにも説明してきた通り、粉瘤は体中の至る所に発生する可能性があります。

日常的に良く動かす四肢や体重がかかる臀部や足部は、術後の痛みに気をつけなければなりません。

また、傷口が完全に塞がるまでは術創を水で直接濡らす事は避けなければなりませんし、感染予防の抗生剤は最後まで飲みきる必要があります。

一般的なケースであれば、抜糸がまだでも傷口が塞がって痛みがなければ日常生活に戻る事も出来ますが、上記のような日常的に良く動かす部位のケースでは治りが遅い可能性がありますし、一概に粉瘤手術を一括りにして、術後の注意点を述べるのは難しいので、それぞれのケース毎に見ていきたいと思います。

顔の粉瘤手術後の注意点

粉瘤を摘出する手術では、腫瘍の大きさによって傷口の大きさが変わってきます。

この手術によってできる傷口のことを、医学的には開放創と言います。

通常、開放創は傷跡として残りますので、顔の粉瘤手術では、形成外科において、後日、開放創の再建術が行なわれる場合があります。

開放創の再建術とは、直線的に切開された傷口を加工して目立たなくするための手術で、一回で終わる場合もあれば数回繰り返す場合もあります。

後日形成外科で開放創の再建術が行なわれるような症例の場合は、粉瘤手術の段階から形成外科で実施される場合もあります。

このような場合は、術後しばらく顔を洗うことができなくなりますが、毎朝、傷口はガーゼで覆い、それ以外の部分は濡れたタオルで汚れを拭き取って、傷口の周りを清潔に保つようにしましょう。

四肢の関節の粉瘤手術後の注意点

術後は傷口が完全に塞がるまで、水で濡らすような行為はNGとなります。

したがって、手術した部位が手や足の場合は、手洗いやシャワーもままならない事になります。

そして、その際には、手や足をビニール袋などで覆って水に直接触れないようにしておかなければなりません。

また、ご飯を食べたり、薬を飲んだりと、口元にものを運ぶことが多い手の指先は、特に衛生的にしておくことが大切ですので、流水ではなくアルコール消毒を行なうように心がけましょう。

臀部(お尻)の粉瘤手術後の注意点

臀部の粉瘤手術を行なった場合、椅子に座る時や寝る時に体重がかかると痛みを覚えます。

したがって、椅子の座面に座る時やベットに横たわって眠る時には、厚手のクッションを下に敷くなどして、少しでも体重が分散するように留意するようにしてください。

また、眠る際には、横向きに寝ると痛みが軽減するので実践してみましょう。

粉瘤手術の傷口を一日でも早く治すために

手術で切開した傷口は、メスという鋭利な刃物で付けられた直線的な傷です。

そして、手術道具は全て消毒されているので、きちんと術後に傷口を保護していれば、そこから感染を起こすようなことはありません。

したがって、手術で出来た傷口を一日でも早く治すために最も重要なのは、出来るだけ刺激しないで傷口の衛生状態に気をつけるということになります。

そのために、絆創膏やガーゼは毎日取り替えて衛生状態を整えた上で、抗生剤もきちんと飲みきるようにしましょう。




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