粉瘤の手術後はどのくらい痛い?

粉瘤手術の予後

予後とは手術や処置などの医療行為を行なった後の「治る見込み」という意味の医療用語です。

「手術の予後が良い」というのは術後の経過が良好で、完治が見込める治療ということになります。

粉瘤手術は極めて予後の良い手術になりますが、皮下組織という神経が張り巡らされている組織を手術する事になるので、術後の痛みは否めません。

特に切除範囲が広い粉瘤手術になると、手術後数日間は痛みが継続する事になります。

粉瘤手術で術後の痛みを強く感じる部位は、顔面、頸部、四肢など比較的よく動く部位や、臀部や足の裏のように体位によって体重がかかる部位などになります。

出来るだけ傷口にかかる負担を軽減する工夫が必要ですが、圧迫する事で傷口が早く塞がる事にも繋がりますので、痛みに注意しながら日常生活を送るようにしてください。

また、術後数日間は抗生剤が投与されます。

抗生剤はご存知の通り細菌を殺すための薬です。

抗生剤を服用する際に気をつけなければならない事は、処方された分の薬は、きっちりと用法通りに飲みきる事です。

これは途中で止めたり、用法以外の使用法で服用する事で、耐性菌が出来てしまう可能性があるからです。

耐性菌が誕生すると、抗生剤に対して抵抗力を持つように変異した株が増殖することになり、難治性の感染症を引き起こし、場合によっては、菌血症や敗血症などを引き起こす危険性があります。

ですので、途中で痛みや膿みが無くなっても、処方された抗生剤は、全て飲みきるようにしてください。

そして、くれぐれも自己判断での薬の中断はやめましょう。

粉瘤手術の予後が悪い場合とは?

粉瘤は体中の至る所に出来ますので、出来る部位や大きさによっては予後が悪くなる事もあります。

特に、粘膜組織やその周囲、関節などの柔らかい部位に粉瘤が出来た場合は、予後も悪くなりがちです。

関節部分では、裏側の良く動く部位が折り曲げた時に皺が出来やすく、こうした部位は粉瘤が出来やすいため注意しましょう。

また、臀部も座りっぱなしを長時間続けていると、予後の悪い粉瘤が出来やすい部位ですので、粉瘤予防のためにも、入浴時には軽くマッサージするように洗浄をして、角質を残さないようにすることが重要となります。

粉瘤手術後の生活態度について

粉瘤手術の後は、傷口に負担をかけないようにしていれば、日常生活を送る事が可能です。

抜糸までは入浴は控え、シャワーを浴びる時も傷口に直接お湯が当たらないように工夫をして下さい。

最近ではウォータープルーフタイプの絆創膏なども売られているので、利用すると良いでしょう。

なお、術後に尿道カテーテルを挿入することもないので、トイレは普通に行く事ができます。




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