粉瘤の手術方法とは?

粉瘤の手術方法とは?

粉瘤は皮下に出来る良性の腫瘍ですが、一般的な腫瘍のように細胞が変異して腫瘍となるのでは無く、表皮細胞の代謝異常によって本来剥落していくはずの角質が皮膚内部に溜まり袋状の腫瘍となって発症する病気です。

痛みなどの自覚症状はないことが多いのですが、気になる場合は早い段階で摘出してしまうのが良いでしょう。

ただし、粉瘤は切除してもまた発生するリスクがあります。

粉瘤が出来てしまう一番の原因はストレスと加齢による代謝異常です。

したがってストレスが解消されれば粉瘤も出来にくくなり肥大化も停止します。

一方でストレスが溜まっている状態が持続すれば粉瘤は体中の至る所で発生する可能性があるので、治療の一環として精神科や心療内科を受診してストレスケアを行ない、粉瘤が出来にくい体質や精神状態にすることも視野に入れる必要性があるでしょう。

顔や首など比較的目立つ部位の粉瘤は、進行性でなくても摘出するのを勧める皮膚科医が多いです。

というのも、粉瘤は手術自体は簡単なものなので、病状の進行を止めるためということではなく、まずは取ってしまって患者さんの見栄えを良くしてあげたいと考えるからだそうです。

また、加齢によって顔面粉瘤が出来やすいのが、目の周囲とほうれい線や顎の先端部です。

このことからも、たるんで皺が出来やすい部位は、粉瘤が出来やすいことが分かります。

特に、女性はお顔の粉瘤は気になると思いますので、手術することが少し心配であっても、残しておいてストレスとなるぐらいなら、取ってしまった方が精神衛生的にも良いでしょう。

粉瘤手術と入院

粉瘤はストレスや更年期障害などの具合や年齢などによって、進行性になりやすいのかそうでないのかが別れます。

一過性の粉瘤であれば手術の必要性も無い場合が多いのですが、ストレス過多の状態や更年期障害の症状が重い場合で、特に高齢者の方などは粉瘤が進行して腫瘍もどんどん大きくなっていってしまうことがよくあるようです。

前の章でも紹介した、平成9年に皇太子殿下がかかられた粉瘤は大きさも大きく、炎症を起こしていたので手術が適用されました。

この時の粉瘤が出来ていた部位は腰部です。

このように大きさがある程度あり、それが進行性であったり、炎症や感染を引き起こしている場合には手術によって摘出するのが第一選択肢になります。

ただし、感染性粉瘤や炎症性粉瘤は袋が薄く脆いため、先ずは投薬によって感染や炎症を抑え込んでから手術が行なわれます。

また、そのよう場合の粉瘤の摘出手術は、入院して行なわれるのが一般的です。

粉瘤と一口にいってもその症状の重さは千差万別で、加齢や更年期などで抵抗力が低下している方が出来やすい腫瘍ですから、簡単な手術で予後も極めて良好だと言っても、手術の適用には一定の配慮が必要です。

ですので、外来でいきなり手術を受けるというよりも、全身状態をチェックした上でインフォームドコンセントをしっかりと行い、総合的に手術の適否を判断しましょう。




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