蓄膿症の手術にかかる費用はどのくらい?

蓄膿症の手術にかかる費用はどれくらい?

前述したように蓄膿症と一口にいっても、その病態は非常にバラエティに富んでいます。

しかし、最近の風潮として副鼻腔の入り組んだところにある蓄膿症でないかぎりは内視鏡的手術が第一選択肢に選ばれるようになりました。

これは従来の口蓋切開で行なう手術法よりも患者さんへの身体的な負担(侵襲)が少なく、入院期間も短くて済むためです。

そして蓄膿症の原因の殆どが副鼻腔と鼻腔との接点である自然口の閉塞や狭窄によって起こるものであり、そのために行なわれる手術は

  • 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅰ型(副鼻腔自然口開窓術)
  • 鼻副鼻腔腫瘍摘出術
  • 鼻副鼻腔悪性腫瘍手術

のいずれかになります。

一般的な蓄膿症手術の症例数から言えば、内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅰ型(副鼻腔自然口開窓術)には、自然口を塞ぐ原因として最も多いポリープ切除も含まれますので、これが一番多い手術ということになります。

それではそれぞれの手技毎のコストについて説明していきましょう。

尚、一般的な手術の場合、以下のようなコストが発生します。

  • 手術のコスト

手術までの間の診察代+手術の手技料+薬剤費+注射代+麻酔代+検査代+処置代+入院費

日本国内で厚生労働省から許認可を受けている医療行為は、全て診療報酬点数で計算されることになっています。

また、計算を金額に換算する時のルールは1点=10円となります。

したがって健康保険や国民健康保険を使う場合の自己負担は3割負担が原則ですから、これらのコストの診療報酬点数の合計に3を掛けた金額が自己負担額となります。

内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅰ型(副鼻腔自然口開窓術)の費用

  • 日帰りで両側に対して行なった場合

10万円前後

  • 日帰りで片方にのみ行なった場合

7万円前後

  • 3日入院で両側に対して行なった場合

13万円前後

鼻副鼻腔腫瘍摘出術の費用

  • 5日入院で行なった場合

20万円前後

鼻副鼻腔悪性腫瘍手術の費用

この手術は蓄膿症の基礎疾患として悪性腫瘍が存在しているケースですので、実際には蓄膿症ではなく副鼻腔がんに対する手術という事になります。

  • 1週間程度の入院で行なった場合

25~50万円程度

高額療養費制度について

高額療養費制度とは保険診療の範囲内で高額な診療費が発生した場合、一ヶ月を単位として申請した限度額を超えた分が払い戻しされるという制度です。

この制度の適用を受けるためには保険者(国民健康保険の場合は各市区町村、社会保険の場合は社会保険事務所あるいは所属組合)に対して申請する事が必要です。

制度の詳細については各保険者に問い合わせるようにしてください。




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