蓄膿症の手術後に日常生活でどんなことに気を付けるべき?

蓄膿症の手術後に日常生活でどんなことに気を付けるべき?

蓄膿症の手術は一般的な自然口開窓術であれば日帰り手術も可能ですが、完全に手術の影響が無くなるまでには数週間必要とされています。

副鼻腔内は粘膜組織なので、手術した部位は粘膜が弱くなっていて出血したり感染症を引き起こしやすくなっています。

そのため、術後に処方された止血剤、抗生剤はきちんと最後まで用法を守って飲みきるようにしましょう。

また手術の影響がなくなるまでの間はちょっとした刺激でも鼻水が出やすい状態なのであまり強く鼻をかんで術創を傷つけないように注意しなければなりません。

鼻をかむと血が混じっている事もありますが、だらだらと流れてくるような鼻血でなければ大きな問題となるような症状ではないのでまり過度の心配は無用です。

鼻水、鼻血は蓄膿症手術の後遺症として最も頻度の高いものですので、日常生活を送る上でどのぐらいの出血や鼻水の量であれば医療機関に相談していいのかという事を事前に確認しておくと安心でしょう。

術創が完治すれば鼻水や鼻血も自然と消失していきます。

鼻水、鼻血以外の後遺症

蓄膿症の術後には次のような後遺症が残る事があります。

後遺症は時間の経過と共に症状が消失していくものもあれば、長期間残る場合もあります。

症状が長期間残る後遺症については別途後遺症に対する治療が継続する事になります。

では、蓄膿症手術の後遺症を挙げていきましょう。

  • ものが二重に見える(複視)

眉間下にある「篩骨洞(しこつどう)」と呼ばれる部位に手術を行なった場合に出やすい後遺症です。

多くは術創が治るに従って複視症状も消失していきます。

  • 脳髄膜炎

額にまで広がっっている「前頭洞(ぜんとうどう)」を手術した場合や術後感染症が脳髄にまで広がった場合に発症するリスクのある後遺症です。

早めに抗生剤による集中治療を行なえば改善していきますが、長引くと麻痺や記憶障害、言語障害など様々な障害が残る危険性や場合によっては死に至る危険性もある症状です。

  • 声質の変化

手術によって空気の通り方が変わってしまうため、声質が変化する事もあります。

  • 鼻の変形

大きな腫瘍やポリープが自然口を塞いでいた場合、それを取り除くと鼻の形が変わる可能性があります。

ただし、多くの場合いびつに曲がっていた鼻の形が自然な形に戻るような変形なので心配はありません。

脳髄膜炎や複視は入院期間を延長して症状が改善してから退院するケースとなります。




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